債務整理の裁判は、ドラマなどでよく見る刑事の裁判とは全く違います。
多くの人は、裁判は難しそうだから自分には無理かもしれないと
心配されますが、実際にはそのようなことはありません。
債務整理の裁判では、過払い金を取り戻す裁判の前に、
弁護士と依頼者の間で綿密な打ち合わせをすることがほとんどです。
訴訟の流れや裁判官や書記官からの質問はあらかじめ予想できるので、
準備をしておきさえすれば、問題なく答えることができます。
自己破産の場合、裁判官との面談(破産審尋と免責審尋)が行われます。
ただ、これはただの申立内容を確認する面談なので、
本当のことを正直に話せばよいだけです。
債務整理の裁判で、免責審尋が行われるのは、財産があるとか
明かな免責不許可事由がある場合ぐらいです。
それ以外のケースだと、書類審査のみで、次に集団審尋が行われます。
そういう意味で、提出した書類に不備がなければ、あとは決められた手順で
手続きをすすめればよいだけなので、怖がる必要はないのです。
債務整理の専門家を選ぶポイントは
債務整理の場合、手続きをスムーズに行うためにも
専門家に相談するというのが一般的です。
相談する相手は、弁護士、司法書士、行政書士です。
ただ、この三者では業務範囲に差があります。
まず、行政書士の場合、弁護士と異なり業者との交渉や裁判はできません。
また、司法省士の場合も、申立の代理人になれる範囲が
簡易裁判所に限られているなどの制約があります。
自己破産や個人再生の申立てや1社あたり140万円を超える過払い金訴訟は、
地方裁判所への申立になるため、業務として取り扱いができるのは弁護士のみです。
そういう意味では、弁護士に依頼すれのが最も手間がないでしょう。
ただ、弁護士に依頼する際には相談料がかかる場合が多いです。
リスク無く依頼するためにも、債務整理や過払いの相談料が無料の
弁護士事務所に依頼するのが賢い方法でしょう。